henkendameningen.hatenablog.com
続き。
灰谷健次郎は教師だった。この小説も全くの創作話というよりも自身の教師生活から得たネタを膨らませて書いたに違いない。
この兎の眼という小説、今の感覚、というか1980年代生まれの私には経験したことのない描写がたくさん出てくる。もっともっとむかーしの話かと思えば発刊は1974年なのでそれほど昔の話でもない。地続きの肌感覚があってもおかしくない。
現に、私としては経験はしていないが、私が生まれる少し前、私が生まれ育った場所とは違う場所ではこんなふうだったのかもしれないなぁという感想を抱くことが出来る。
続きを読む前に
↓クリックをしていただけると嬉しいです。
逆に言えば…2020年代の今でも、ところ変わればおなじようにひどいありさまの生育環境の子どもたちがいてもおかしくない。一般には目に触れづらいんだろうが。
本日のBMI 21.7