弁護士になっているはずの同級生

弁護士になっているはずの同級生がいる。

 

幼稚園~高校まで同じ学校だった。同じクラスになったのは1年間くらいだったと思う。同じ小学校区の人間というだけでさして仲良かったわけではない。もちろん仲が悪かったわけではない。連絡先は知らない。それでも会えば昔話に花が咲くだろう。

 

どういうわけか、彼は私をライバル視していたようだ。何故かは知らない。

高校卒業の色紙に彼もメッセージを書いてくれた。「お前は俺を無視しているようなところがあるが」という内容が書いてあったんじゃないかな。いや、そんなつもりはないんだけどね。進む道が違うのでライバル視なんてしていなかっただけ。

彼は私と違い、一生懸命スポーツをやっていた。そういう面では尊敬していたところもあるんだよ。それに彼は小学校のときも高校の時も生徒会長をやっていた。素晴らしいじゃないですか。私と違って友達もおり、どうして私ごときをライバル視するんだろう。

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彼は1年間の浪人生活を経て超難関国立大学法学部へと入学した。

成人式の日に再開した。テレビカメラも入っていたようでインタビューされたんだと。「テレビでインタビューされたから○○大学の学生ですって言ってみたわ!」と言ってました。そんな学歴みたいなつまらんことをわざわざ言うなよ、と思いましたね。こいつ痛いやっちゃな、と。

大学を卒業してからは母校のロースクールに入れずに近くの有名私立大学のロースクールに入って弁護士になったと聞いた。

ネットで名前を検索すれば出てくるかなと思ったけど出てこないんですね~。弁護士で活躍しているのなら出てきてもおかしくないんですが。海外にでも行ってるのかな。ちょっと心配。いや、弁護士になったってのが誤情報なのかな。ロースクールに入ったというのは確実そうだけど。