「自分には母以外に結婚を考えた人がいるが、その人とはうまくいかなかった。というのも~~だったから。それで母と結婚したが、母は妻としてよかったと思っている」と突然旅先か何かの電車の中でむにゃむにゃむにゃっと私に伝えてきたことがあった。本当にむにゃむにゃもごもご、騒音のある電車の中で1度だけ聞いただけ。恋愛に関する話など、一切会話に出る家庭ではなかったですからね、父親の恋愛話のようなものを初めて聞いたショック感。どうしてうまくいかなかったかという理由もむにゃむにゃ言っていたけど、なんかその理由もショックだった気もする。そして、一応は母親のことを良いと思っているということ聞いたショック感。今までそんな言葉を聞いたことがなかったので。いろんなショック情報を本当に唐突に話してきたんだよね。頭がパニックになりました。
その話を聞いたとき、私は何歳くらいだったろう。
高校は卒業していたと思う。大学生くらいの頃かなぁ。
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いわゆる思春期ではないものの、私自身色々と悩むことが多い時期だったはず(というか、私の人生において悩んでいないことのほうが少ないのですが)。恋愛でだって悩んでいた時期だったのかもしれない。
その話を聞いてショックであると同時に
(じゃ、もし父親が別の人と結婚していたら、俺はどんなふうに育ったのだろう。いまある、現父親と母親の遺伝子を受け継がないわけだから、いまの遺伝子上のコンプレックスは解消されていたのかもしれないなぁ。いまある悩みも抱えなくても済んだかも。そんな人生歩んでみたかったなぁ。
あ、でもそもそも現父と母が結婚してなかったら俺は生まれていないわけだから、そんな空想は杞憂なわけか。俺ではない誰かが生まれて、俺と全く関係のない人生を歩むだけだから。自分が生まれてなけりゃこんなこと(当時悩んでいたこと)で悩むこともなかったのになぁ。
まぁ、父親と母親にはよく育ててもらっているし、俺は俺の人生を歩もう。)
とかいうことを考えたのも覚えている。