東奔西走

私、最近、東奔西走しております。なんのために?そりゃわかりません。なんかの罰ゲームでしょうか。お金も使っております。

普段から無駄なこと、いや必要なことにさえ一切お金を使いたくないのに、本当に嫌だ。

 

私の実家の土地には以前は私の祖父(父親の父親)が住んでいたが、亡くなってからは10年ほど空き地となっていた。その土地に私の父親が30数年前に家を立てたのが私の実家というわけだ。ここまでは私が幼い頃から聞いていた話である。

しかし、その土地はまず私の伯父(次兄)のものだった、それを父親が伯父から購入した、というの話も少年の頃に私の兄弟から聞いたような気がする。その土地売買に際し、もともとは家の(つまりは伯父のものでもあるし、私の父親のものでもある)ものなのに、伯父は相場よりも高めの金額で売りつけてきた、というのだ。

また、父親は以前、田舎住人の割には高級車に乗っていたことがあるんですが、伯父が来た際にその車を運転させてくれ、といって運転し、こすったかぶつけたかし他のにも関わらず修理代を出さなかった、とも言っていた。

土地の件、車の件、ともに含めてわたしの兄弟はこの伯父にいい印象を持っていないという話し方だった。

伯父は会社経営もしておりそこそこ金を持っているっぽいので、土地の価格についてももう少し勉強してくれてもいいのではないか、とか、車の修理くらい出すもんだろう、というのも分からんでもない話。しかし、土地の件は伯父からすりゃ兄弟なんだから高く買ってくれよ、という理論も成り立つわけだし、車にしたって少なくとも大破したわけでもないからそんな修理代程度でごちゃごちゃ兄弟間でいうのもなんだかなぁというのが私の印象だった。土地の値段はでかいけど、田舎の土地の値段なんて、今から考えたらしれてますしね。

 

しかし、数年前かいつか忘れたが、少なくとも私が大人になってから聞いた話だが、土地の売買を伯父は何かしらグレーな方法で行いたかったらしく(おそらくは会社の経営と合わせた何らかの節税対策)、父親は伯父に現ナマを渡したらしい。この渡し方を指定してきたことも私の兄弟が憤慨する点というわけだ。あまりにも私が幼い頃の話で私には全く記憶にはないけど。また、兄弟は車の件を鑑みてもどうやら感情的に次兄のことを見ているようなところがあり、兄弟自身まだ若かった頃の出来事なので、どれだけ正確に私に情報を伝えてくれているのかわからないけど。

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だがこれを聞いた大人になった私は驚いた。誰の父親にそんなことさせてくれてんねん、と。父親が尊敬し敬愛する次兄に逆らえず、銀行から大金をおろして周囲を警戒しながら届けるさまを想像するとやるせない。それも一方的な次兄の都合のために。現ナマをどこまで届けたんだろう。銀行からおろしてすぐ受け取れる距離に次兄はいただんろうか。それとも新幹線の距離に住む次兄のところまで現ナマ抱えて届けたんだろうか。私の口からは聞けない。

 

とにかく、私の父親は現在の私よりも少し年齢が過ぎたときに東奔西走していたということだ。

 

私も現在、東奔西走しいます。それ相応のお金も出ていきます。節約生活をしている私にとってはきつい出費。無駄金です。

なんのため?誰のため?わかりません。あえていえば家族のためでしょうか。プライドのためでしょうか。

もっとうまい道はあったはずなのに東奔西走させられる私。

昔の父親もおんなじような気持ちだったんでしょうか。男にはそういう時間がどうしても訪れるんでしょうか。