という言葉が去年広まったそうだ。
そりゃ子どもからしたらそういう概念を持ち出したくなることもあるよな。
私自身は子供の頃、比較的恵まれた親を持ったと感謝していたが、今となってはどうだろう。経済的に困ったことはないが、かといって経済的なこと以外で恵まれていたとも感じられないな。でもぶっちゃけてしまえば金さえあればたいていのことはなんとかなる世の中ではあるのでやはり恵まれていたんだろうと感謝はしている。
私の親はどう感じているんだろう。母親からは母方の祖父母についての評を殆ど聞いたことがない。伝え聞くのは、祖母はある程度恵まれた環境で育ったらしいので子育てで苦労したことがなかったと。つまり、私の母親が生まれたときに、誰かが必ずそばにいてくれたので祖母は苦労しなかった、このため私の兄弟を産んだとき、母親はその苦労を知らず、母親の実家と遠く離れたところで子育てをしていたこともあって、手伝いしてくれることが全く期待できなくて苦労した。このため夫(=私の父)の姉に様々に手伝いを頼まざるを得ず、いまでも頭が上がらないとか。
父親に関しては大学まで行かせてもらったことは感謝しているが、それ以外では家のせいで苦労ばかりさせられて、俺はこんなふうに育ってしまったと恨み節の方をよく聞かされた。
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