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読みました。
henkendameningen.hatenablog.com
井上靖が好きなんですよね~。
この氷壁、事実をもとにした小説らしい。
映画にもなっていて玉木宏が主演。見たいけど、私が入っているサブスクでは見れないんですよねー。
井上靖は面白い。でもなんかザイルが切れるか切れないかギリギリのところの描写がどうも少なくないか?小説としてそこが一番の見どころというわけでもないんだろうか。少なくとも映像ではそこが一番の盛り上がりじゃないか。あと、最後に主人公が死んでしまうところね。ちょっと拍子抜けですね。
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この小説には面白い記述があるんですよね。ある人物を評した言葉で
バスから降りるとちゃんと電車が待っている
電車から降りて駅のホームへ出ると、丁度そこへ汽車が入ってくる
という記述である。
いやぁ、言いえて妙。まさしくそういう「持っている」人間ってのがいるんだよなぁ、世の中に。努力もしているのかもしれないけど、まさしく「もっている」としか思えない人間。こういう人を羨んだりひがんだりしてはいけませんな。願わくば、こういう人は目に入れないことです。目に入ると私なんかは心が乱されます。