かつての上司に話しかけられなかったわけ

henkendameningen.hatenablog.com

 

続き。

 

本当にいい上司であったので、久々に話して近況報告もしたい。互いの単身赴任話もしてみたい。

しかし、話しかけられなかった。

実をいうと、数年前にも彼と同じ場所ですれ違ったことがある。その時も話しかけられなかった。

まず第一に、彼を彼と完全に同定できなかったからである。マスクをしているとね。それに、少し背が小さかった気がする。そして前に働いていたときに比べて少し髪が寂しくなっていた。彼も寂しそうに見えた。ま、これは私の勝手な想像か。

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第二に話を続けられる自信がない。私はコミュ障なのだ。私の家と彼の家との別れ道まで10分ちょいくらい。それまで話を続けられる気がしない。中途半端に話が終わってしまうかもとか考えてしまう。どんなタイミングでサヨナラを言えばいいかわからない。

 

第三に、私のいまの現状を話すのが辛い、ということがある。出世から外れ、会社ではただ禄を食んでいるだけ。この現状を話せない。

 

きっと彼は私をかわいがったという意識はないだろう。私が会社で業績を上げるような有能な努力家ではないことを見抜いていたでしょうからね。でも私は彼とともにすごした短い間は思い出深かった。そんな彼に話しかけられない自分が嫌になる。

 

もう少し誇れる自分であったら話ができたのになぁ。