小学校2年生のときに家族で北海道旅行をしました。バスで北海道を回るというツアー。
やっぱりね、小学生には長距離のバス旅行ってちょっと退屈だったりするんですよね。
行きに到着した千歳空港で北海道観光の本を買ってもらってそれを熟読しながら旅行はスタートしました。
北海道の豆知識をイラストとともにクイズにしてあるというような本でした。
結構面白かったような気がするのですが、子どもむけではなく大人向けの本だったんでしょうね。
北海道の◯◯の名物は何でしょうみたいな問題。イラストには父親と思われる成人男性が「◯◯??すすきのくらいしか…」と言っている。
もう一問は「いつも霧がかかっている摩周湖ですが、その摩周湖、霧がなく晴れたときに見た女性はあるものが遅れると言われています。そのあるものとは?」ってな問題。正解は結婚なのですが、このイラストは成人男性と女性が向かい合うように描かれており、女性の方は「ちょっと、遅れてるんだけど!」と男性に詰めようるように言い、男性の方はゲゲっというような顔をしている。
おとなになった今なら分かる。すすきのに何があるか、遅れたらやばいものはなにか。そんな、小学校2年生にはわからなかったブラックジョークの世界が描かれていました。それでもここは触れてはいけない、そんな雰囲気が漂っていることはわかっていたような気もします。いまだに覚えているんだもん。
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もう一つ印象に残っているクイズ。
オスのホルスタインは生まれたらどうなるでしょうか、というクイズ。
日々我々、牛乳を飲んでいるし、その牛乳を産生するのは白黒模様のメスだ。考えたこともなかったけれど、当たり前のことだ。だからオスがどうなるのか、想像もつかなかった。小学校2年生ながら、メスと同数オスが生まれることも頭ではなんとなくわかっていた。
正解は屠殺される、であった。ホルスタインのオスは味が悪く、牛肉にもならないそうだ。
え。初めて知りましたそんなこと。命は大切に。それは人でも動物でも変わらない。
でも一方ではオスに生まれてきたばかりにすぐに殺される動物もいるのか。衝撃でしたね。