私、22年前、出先である道路を1時間ほど歩いたことがあるんですよね。当時は見知らぬ土地でした。スマホはもちろんなく、地図アプリももちろんない当時。おおよそ行き先はこっちだろう、とバスにも乗らず、電車にも乗らずテクテクテクテク。どれほど歩けばつくのか、見当もついていなかった。結局最後まで歩いたのか、途中でタクシーでもつかまえたのかわからない。いつ着くのか不安になりながら、それでもなんとかなるさ、というような若さで無理を押し通すような無謀さでもって進んだ。
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つい先日、全く同じ行程を歩く機会を得た。1時間、当時と同じように歩いた。悲しく、心乱された状態で。
当時とはところどころ景色が変わっている。
景色も変わり、私も変わった。22年だもんなぁ。