私の実家はとても都会とは言えない。これは認める。
しかし、田舎であるかと言われると反発したくなるのが本音だった。都会の対比語としての田舎というのであれば、都会でないから田舎であるという論法で田舎と呼ばれることを受け入れざるを得ないが、絶対的な用語として田舎というのは少し違うと思っていた。都会との対比語として地方というのであればそれは違和感なく受け入れられる。
少し行けばちゃんとビルがある。コンビニも徒歩圏内。ごく普通の日常生活を営む分には何ら不自由はない。雑誌に乗っている話題のおしゃれな店はないけれど。少なくとも、例えば見渡す限り田畑や山で、隣の家まで10分とかいうレベルの田舎ではないわけだ。
私はいっとき、都市部まで高速道路で2~3時間という地域に住んだこともある(電車が発達していないので電車ならもっとかかる)。上記のような隣の家まで10分という感じでもないが、この地域よりも相対的に私の実家は都会にあるとも思う。都市部まで電車で1時間もかからないし。
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といいながら、年末に実家に帰ったときに思った。
やっぱ田舎やなと。高速道路を降りて家に向かうまでの車で15分〜20分の風景は田舎以外の何物でもない。田舎じゃないと思っていたあの頃が恥ずかしいくらい田舎である。