燕は戻ってこないというドラマを7月まで見ていました。
いやー面白かった。原作者は桐野夏生か。さすがだなぁ。これを機にまた桐野夏生作品を読みたいと思ってしまった。
しかし、かといってみんなに勧められるわけではない。テーマがテーマだけに。
生殖医療もここまで来たのかという感じ。
卵子まで提供するってのは実際あることなのかな?それとも架空の世界の話なのか。
代理母ってのは実際にありますよね。しかしいくら金のためとはいえ子宮を提供するってねぇ。ほんで、他人の受精卵を自身の身体で育てるって。。生理的に受け入れられなさそうだが、やる人がいるんだもんなぁ。どんな人がどんな気持ちでやるのか、調べてみたけれど、あまり大した情報は得られなかった。金のためだけではなく、母性を満たしているんだという意見もあったけれど、腑に落ちない。これは私が男性だからか、それとも単にマイノリティの意見だからなのか。
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配役も素晴らしいですよね。
現実に黒木瞳は子どもを持っており、稲垣吾郎と内田有紀は現実には子どもを持っていない。このへんもなんだかなぁ、見事な配役というべきなのか。稲垣吾郎はいいとしておいて、内田有紀の心中やいかに、という感じ。
石橋静河って俳優もよし。いかにもそういうことしそうな地方出身の女性って感じだわ。中村優子って俳優も初めて知りましたが、はまり役でしたねぇ。
これ読むとなかなかの役者魂を持っていることが伺えますねぇ。
あとはピンクの電話の都ちゃんとかね。これもよかった。久々にピンクの電話見たと思ったら、そこ!?みたいなね。
基本的にはリアルな世界観が描かれているようにお見受けしましたが、なんとかって生殖医療の会社の女社長みたいな人が大仰に描かれすぎていてそこだけコメディータッチみたいな感じになっているのがちょっと残念でしたね。
しかし、このドラマ、女性は見たほうがいいんじゃないのかなと勝手に思います。んなこと女性に勧めたら放っておいてよ、と言われること間違いなしでしょうが。