トッカン

henkendameningen.hatenablog.com

続き。

 

ところでこの500万円の夫婦間でのやり取り、建前は「税金がかかる」であってもさすがに贈与税かからんのちゃう?って感じがする。少なくとも悪質ではないわけだし。そもそも税務署も金の流れをそこまで細かくいちいちチェックはしてられないんじゃなかろうか。不動産購入時とか、家族親族が亡くなって相続するときとか、なにかのきっかけで財産を洗われて、不相応な財産を持っていたりすると金の流れを遡って追われるって感じじゃないのかね。

 

しかし、税金て本当に使われ方も不透明だけど、徴収するメカニズムも不透明ですよね。みんなが平等に徴収されるシステムならなんの不満もないけど、そうじゃないもんな。

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ところで最近、

この本を読みました。国税徴収官の物語である。

この作者の高殿円って人の作品では以前、

[rakuten:comicset:12235643:detail]

これを読んだんですよね~。

は今後読みたい本です。

この高殿さんって人、経歴からはこんなに色んな分野の本を書けるようには思えないんだが、取材努力がすごいんだろうか。色々と一般人には見えない職種の人の物語を書いているんですね。

だからきっとこのトッカンも小説とはいえ事実に基づいた記憶があるんだろうと思いたい。 

このトッカン、さまざまな方法で徴収逃れをしようとする人が出てくる。逃れられない人がいるんだろうし、きっと逃れられる人も中にはいるんだろう。不公平だ…。あと、さまざまな官公庁のしがらみから圧力がかかって税務調査がしっかりとなされない状況ってのも描かれている。事実なんだろうな、これ。不公平極まりない。