大山倍達正伝

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なんかで書いたように、少年時代は空手を習っておりました。伝統派でしたけどね。

友人が先に習っていたから、というのが習い始めた一番の理由。親としては男らしくあってほしい、という願いがったんだろうと思います。

父親は大山倍達のことをよく話していました。父親自身は柔道を習っていたそうですが、大山のことを聞いていたんでしょうね。世代のスターだったんでしょう。

小学生の頃は空手の演舞ショーを見に電車に乗ってお隣の県まで父親とでかけたこともあります。思えば父親と二人で県外まで出たときってその時たった一度しかない気がする。

瓦割りやバット折や木の板割や標柱折を見せてもらいましたね。すげーと思いました。

今なら…いやすごいけど、瓦にもとからヒビ入ってないよね、氷にもとからヒビ入ってないよね、という目で見てしまいそうです。

そういえばビール瓶を手刀でスパッと切る、的な伝説もありましたね。当時はそんな伝説を信じていたかなぁ。。もう当時の気持ちは忘れました。とにかく極真会館はすごい、大山倍達はすごい、というふうに刷り込まれていました。

大山倍達といえば極真会館創始者である。子供の頃はそれがどんなものかは知りませんでしたが、とにかく強いんだぞ、と言われていた気がします。

K-1なるものをテレビで見出したのも親父が我が家初だったと思います。まぁ、ザッピングしていたら目に留まった程度なんでしょうけど。

当時はよく知りませんでしたが、極真会館ではなくて佐竹とかフグとかニコラス・ペタスとか、正道会館出身者たちがよく出ていましたね。フィリオは極真会館だった。極真会館のほうが強いんでしょーと思っていましたが、フィリオが天下を取ったのは一瞬でしたよね。

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そんな大山倍達の本を読みました。

読みました。

興味深いなぁ。牛殺しって一体何なんだろう。

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単にウシさんをいじめているようにしか見えませんね。突然魔法のように切れるツノ。意味がわかりませぬ。

時代が違うとはいえ、そもそも格好がダサすぎるだろ…。

それでも強いことだけは事実だったようですね。

この本には韓国から日本へ渡った経緯や日本人に対する思いが裏取りされながら書いてあります。これが面白い。

 

ただ、残念なのは大山が従来の空手を極めながら極真会館を創設したその経緯である。そしてそれが世界中に広まった経緯。それが知りたい。それがいまいちしっかりと書かれていないんですよねー。