henkendameningen.hatenablog.com
続き。
しかし、このO君とN君のケンカ依頼、誰の家が貧しいのか、なんていうしなくてもいい想像をしてしまうようになった気がしますね。思えばN君の家のような経済状況の家ってそこそこあった気がするけどなぁ。N君の家、見た目はボロかったけど、確か3人くらいで住んでたんじゃないかなぁ。両親も揃っていたと思いますよ。
夏にはキャンプ、冬にはスキーに行っていましたね。学校を休ませてね。学校を休ませるってのが今ではそれほどめずらしくないのかもしれませんが、当時は異端でしたね。だからもしかすると他の同級生の親や教師からはよく思われていなかったのかも。
私は中学から私立に行ったので中学校時代のN君を知らない。高校には行かず、職人になったと聞いたような気もする。父親もそっち系の仕事だったんじゃないかな。それから北九州に渡ったと聞いたような気もする。
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さて、時は流れて成人式の日です。
私は中学高校とそこそこ地元でいい私立の学校に行っていました。自分としては自覚はなかったけれど、世間からはボンボンと呼ばれるようなところもあったでしょうね。それから私はごく当然のように大学へ進んだ。大学へ行かない家庭なんていっぱいあるのにね。
成人式に行く前、私は親から注意を受けます。
「もう自分で稼いでる子もいるんやから気をつけなさいよ!」
言われたときにはこの注意の意味が全く分からなかった。
いざ成人式に行くと、まぁそりゃニュースで出るようなやば成人DQNがいましたね。とはいえ別に知り合いでもないし、絡むこともありませんでしたが。
小学校の同級生にも会いました。やっぱりやんちゃ系の方はやんちゃ系になっているわけで。あぁ、親が言っていたのはこういうことだったんだな、自分とは違う世界で生きている同級生もいるわけか、と思いました。世間知らずですからね、私。とはいえ、鼻水垂らしていたころから見知っている相手ですから普通におしゃべりですよ、昔なつかし、ですよ。
しかし、N君だけは違いました。明らかに格好が違う。いやそもそもこのときに北九州に渡ったと聞いたのかもしれません。ちょっと怖くて話しかけられませんでした。北九州ってやばいイメージもありましたしね。本職に進んだんじゃないかと、怖かったです。