henkendameningen.hatenablog.com
続き。
さて、このケンカの途中、またしてもN君が叫びます。
「うちのことを貧乏だと言いやがって〜」。
どうやらO君がN君にそんなことを言ったんだそうです。
これを聞いて私、びっくりしました。だって、N君の家が貧乏だなんて、考えたこともなかった。というか、誰の家が貧しいかなんて考えたことがなかった。
なんとなく、誰々の家は大きくて金持ちっぽい、みたいな話はありましたが、誰の家が貧しいかなんて考えたことなかったなぁ。
それで思い返してみると、たしかにN君の家、小さくて貧しいっぽい感じがありましたね。しかし、今から考えれば当時の我が家の近辺てそんな経済状況の家って別に珍しくなかったような気もするけどなぁ。
そりゃN君だって自分の家が貧しいことくらいは理解していたんでしょうね。最も言われたくないことでしょうからね。ケンカに発展するのもうなずけます。
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私なんかは平和な性格で、誰の家が貧しいかなんて気にしたことなかった。ましてそれを口にするなんてだめなことくらいわかっていた。
しかし、O君は違ったわけだ。O君は馬鹿じゃない。反対にN君はちょっとおつむが足りないところがあったと思う。これから考えると真相はわからないけれど、O君きっかけで始まったケンカじゃないような気がする。N君が天然パーマをいじって、それに怒ったO君が人が最も嫌がる、家が貧乏だ、ということを的確に言いあててケンカに発展したんじゃないかと思う。
まぁ、真相はわかりません。しかし、私は今でもこのO君について思います。考え方が大人だったんだな、と。ケンカのやり口が大人だったな、と。度胸があったんだな、と。もちろんいいことではありませんが。