私、裏社会の情報とか、好きなんですよね。
だから猫組長とか沖田臥竜とか、そっち系の人が発信する情報も好き。
この前もそっち系の情報を見てふと気づいた。たしか沖田臥竜って、本を書いていたよな。図書館で借りてみよう。ということで図書館のサイトで調べてみたが、やっぱりそっち系のアングラ本ってあんまり置いてないのよね。
しかし、地元の図書館でこの本1冊だけ見つけました。
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裏社会の暴露的な本ではなさそうだが、
henkendameningen.hatenablog.com
にも書いている通り、怪事件だとかいうものにも興味があるので軽い気持ちで読んでみた。
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はじめに、と書かれた緒言を読んでみる。「本書は、未解決事件の真相に迫ったことを売りにする、これまで書かれたすべての書物を否定する」と書かれている。これまでに書かれた書物、には、警察のやり方を批判し、勝手な推理をし、事件の真相に迫ったと豪語する内容が書かれているが、そういったものとは完全に異なる、と言いたいのだろう。
しかし、その実、この本に書かれているもののどこまでが真実かはわからない。情報源が秘匿されているからだ。
沖田臥竜はAさんという人物と出会い、二人三脚でこの本を作り上げたらしい。Aさんは警察の操作情報や報道事情にも詳しい人物とのことだが、本書内で身分を明かすことはできないんだって。じゃあ、このAさんからの情報がどれほど真実味があるか、(少なくとも読者には)わからんやん。勝手に真相に迫った気になっている、と言われても仕方ないんじゃないか?今までの「真相に迫った」と豪語する本とどう違うんだろう。
この本の情報源であるAさんは信じられる人です、でもなぜ信じられるか、このAさんの身分は内緒です、って誰が信じるんだよ。